マリノスを巣立った選手たちの現在地【2025年版】出場状況を完全追跡

Embed from Getty Images

2025年シーズン、横浜F・マリノスからは多くの選手が新天地へと活躍の場を移した。クラブの方針転換やチーム内競争の激化、そして個人としての成長機会を求めた選択──。それぞれが異なる理由でユニフォームを脱ぎ、新たなステージに挑んでいる。

本稿では、マリノスから旅立った9人の現在地を、最新の出場記録とともに振り返る。主力として定着した者、出場機会に苦しむ者、J1・J2問わず新たな価値を示そうと戦う者──。数字とパフォーマンスから浮かび上がる「それぞれの今」を追った。

Live bee home - 神奈川県のお部屋探し

横浜F・マリノスから巣立った選手たち──2025シーズン「移籍組」の現在地

■ 畠中槙之輔(DF)

Embed from Getty Images

移籍先:セレッソ大阪(完全移籍)

出場記録(J1リーグ):19試合出場(18試合先発)/ゴール0/アシスト0

出場時間:1,660分

警告/退場:なし

2018年に横浜F・マリノスに加入し、5年にわたって守備の中核を担い2度のJ1制覇に貢献した言わずと知れたレジェンドセンターバック。ボール保持を重視するマリノスの戦術下で磨いたビルドアップ能力と対人守備力は、セレッソでも即戦力として評価されており、2025年シーズンは開幕からレギュラーに定着。90分間フル出場を続ける安定感は健在で、出場試合数・出場時間ともにチーム上位に位置する。得点やアシストこそ記録していないが、今シーズンはパパス監督の戦術でビルドアップ時には一列あげる新境地を開拓。失点の抑止力としてだけではなく、チームの核として着実に存在感を発揮している。


■ 榊原 彗悟(MF)

Embed from Getty Images

移籍先:大分トリニータ(完全移籍)

出場記録(J2リーグ):18試合出場(先発16試合)/ゴール:1/アシスト:0

出場時間:1,730分

警告/退場:2/0

マリノスではトップチーム昇格に至らず、期限付き移籍を経て2023シーズンにマリノスへ復帰。2025シーズンさら大分へ完全移籍。開幕戦からボランチで起用され、持ち味である運動量とボール奪取力で存在感を見せた。3月16日の第5節・山口戦ではプロ初ゴールを記録。その後も先発出場を重ねていたが、6月以降はベンチスタートが続き、ポジション争いに直面している。今後は再浮上に向けた後半戦での巻き返しが求められる。


■ 西村 拓真(FW)

Embed from Getty Images

移籍先:FC町田ゼルビア(完全移籍)

出場記録(J1リーグ):19試合出場(先発18試合)/ゴール:6/アシスト:

出場時間:1,590分

警告/退場:2/0

2025年、横浜F・マリノスからFC町田ゼルビアへ完全移籍。新天地でも攻撃の柱として期待され、第2節・FC東京戦で移籍後初ゴールを決めると、第4節・名古屋戦、第7節・川崎F戦、第17節・新潟戦(1G)、第19節・清水戦でも得点をマーク。得点数はチームトップクラスで、90分間を通じて前線での推進力と献身性を発揮し続けている。出場時間もほぼフルタイムに近く、町田の攻撃を牽引するキーマンとなっている。7月のE1選手権メンバーに選ばれるも直前の負傷で辞退を余儀なくされている。


■ 白坂 楓馬(GK)

Embed from Getty Images

移籍先:愛媛FC(完全移籍)

出場記録(J2リーグ):13試合出場(全試合先発)ゴール:0(GK)/アシスト:0

出場時間:1,170分

警告/退場:なし

2024シーズンのACL決勝で退場したポープ・ウィリアムに代わり出場。目の前で惜しくもアジアチャンピオンを逃した選手の1人。2025年シーズン、横浜F・マリノスから愛媛FCへ完全移籍。開幕から正GKとして起用され、12試合で先発フル出場を果たしている。安定したシュートストップとビルドアップ参加で信頼を勝ち取り、試合を重ねるごとに守備陣との連携も向上。無失点試合は2つにとどまるが、大量失点試合でもビッグセーブを見せるなど存在感は大きく、愛媛のJ2残留争いの鍵を握る1人となっている。


■ 小池 龍太(DF)

Embed from Getty Images

移籍先:鹿島アントラーズ(完全移籍)

出場記録(J1リーグ):18試合出場(先発17試合)/ゴール:1/アシスト:

出場時間:1,600分

警告/退場:1/0

2024年限りで横浜F・マリノスを退団し、2025年から鹿島アントラーズに完全移籍。右サイドバックとして開幕からスタメンに定着し、多くの試合でフル出場するなど、マリノス時代に痛めた膝の影響を感じさせない圧倒的な稼働率で鹿島の最終ラインを支えている。豊富な運動量と堅実な守備に加え、攻撃面では積極的なオーバーラップでチャンスを演出。試合を通じて高い安定感を見せており、指揮官の信頼も厚い。上位勢との対戦でも90分間のプレーを貫き、鹿島の右サイドを任されている。

ココナラ - プロが集まる日本最大級のスキルマーケット
ココナラは、いろんなジャンルの「仕事」や「相談」をネットショッピングのように早く・簡単・おトクに依頼できます!ロゴや名刺などのデザイン、動画・サイト制作、お悩み相談など、ビジネスやプライベートで自分ではできないことをプロや専門家に依頼しませ...

■ 上島 拓巳(DF)

Embed from Getty Images

移籍先:アビスパ福岡(完全移籍)

出場記録(J1リーグ):17試合出場(先発13試合)/ゴール:0/アシスト:0

出場時間:1,171分

警告/退場:5/1

2025シーズンより横浜F・マリノスからアビスパ福岡に完全移籍。開幕戦からセンターバックとしてスタメンに名を連ね、13試合で先発出場。キャプテンマークを巻く試合もあり、すでに最終ラインの主力として定着している。空中戦の強さと集中力の高い守備対応で安定感をもたらしており、福岡の堅守を支えるキーマンの一人として存在感を発揮中。警告数5枚とプレーの荒さが懸念材料か。


■ エドゥアルド(DF)

Embed from Getty Images

移籍先:V・ファーレン長崎(完全移籍)

出場記録(J2リーグ):9試合出場(すべて先発)/ゴール:1/アシスト:0

出場時間:870分

警告/退場:1/0(第5節・仙台戦で警告)

2025年シーズン、横浜F・マリノスからV・ファーレン長崎へ完全移籍。新天地でも即座にセンターバックの定位置を掴み、山口戦では移籍後初ゴールをマークした。空中戦と対人守備の強さに加え、セットプレーでの得点力も健在。鳥栖戦で怪我の影響で途中交代(60分)となったが、それ以外はすべてフル出場。長崎の守備を支える中心選手として、J1昇格に向けて早い復帰が期待されている。


■ 加藤 聖(DF)

Embed from Getty Images

移籍先:V・ファーレン長崎(完全移籍)

出場記録(J1リーグ):19試合出場(うち先発16試合)/ゴール:0/アシスト:2/シュート数:12本

出場時間:1,474分

警告/退場:0/0

1999年生まれ、国見高校からV・ファーレン長崎に進み、2022年には横浜F・マリノスに完全移籍。左右両サイドでのプレーが可能で、球際の粘り強さと運動量、クロス精度の高さが武器。攻守においてハードワークできる現代型のSBとして評価されてきた。2025シーズン開幕直前にファジアーノ岡山に移籍。J1第1節京都戦からコンスタントに出場し、攻守両面での安定感を示した。ポジショニングの良さとボール奪取能力を武器に、守備ラインの一角として存在感を発揮。第20節福岡戦までに合計19試合出場・1,474分を記録した。出場停止や負傷離脱はなく、安定したコンディションを維持している。


■ 吉尾 海夏(MF)

Embed from Getty Images

移籍先:V・ファーレン長崎(期限付き移籍)

出場記録(J2リーグ):8試合出場(うち先発3試合)/ゴール:0/アシスト:0

出場時間:312分

警告/退場:1/0

横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2017年にトップ昇格。レンタル移籍を経て成長し、2022年からマリノスで再び主力としてプレーしていたが、2025年シーズンは出場機会を求めてモンテディオ山形に完全移籍。山形では途中出場が中心ながらも、ドリブルとスピードを活かした攻撃参加でアクセントを加えている。第15節・鳥栖戦では今季初先発を飾り、78分間のプレーで存在感を示した。出場時間は合計312分と限られているものの、随所にらしさを見せており、後半戦での巻き返しが期待される。

RIZAPの超効率的トレーニングなら短期間でカラダを引き締め。
もっと早く知りたかった!RIZAPのマンツーマントレーニングだから実現できる、短期間で健康的なダイエット。無料カウンセリング受付中。

まとめ|「マリノス出身者たち」が照らすクラブの未来

マリノスを離れた9人は、それぞれ異なる立場や環境でシーズンを戦っている。移籍先でレギュラーを掴んだ選手がいれば、出場機会を得られず模索を続ける選手もいる。だが共通するのは、彼ら全員がプロとしてのキャリアを前進させようと日々挑戦していることだ。

クラブを離れても、マリノスで培った哲学やスタイルが根底にある限り、彼らの成長は決してチームに無関係ではない。今後の復帰やステップアップも視野に入れつつ、彼らの”その後”に引き続き注目していきたい。

動画教材エディター養成コース【期間限定割引キャンペーン中】
動画編集者に新しい仕事が生まれます。動画教材エディターとは教える人と学ぶ人をつなぐ大切なお仕事です。
タイトルとURLをコピーしました