選手紹介
角田涼太朗(すみだ りょうたろう)は、イングランド・EFLリーグ1(3部)のカーディフ・シティFCに所属するセンターバック。1999年6月27日生まれ、埼玉県出身。身長185cm、体重78kg。端正な顔立ちと冷静なプレーぶりで、国内外の舞台で存在感を放つ守備職人。横浜F・マリノス時代から「知性派CB」として知られ、現在は海外挑戦中の若きディフェンダーだ。

経歴
浦和レッズジュニアユースから前橋育英高校、筑波大学を経て、2021年に横浜F・マリノスへ加入。J1リーグ優勝に貢献した後、2024年にイングランドのカーディフ・シティFCへ完全移籍。さらにベルギー1部のKVコルトレイクへ期限付き移籍し、欧州での経験を積んだ。2025年夏にコルトレイクを退団し、現在はカーディフに復帰している。

プレースタイル
角田の武器は読みの鋭さと左足のビルドアップ能力。相手の攻撃を事前に察知し、ポジショニングとインターセプトで未然に防ぐスタイルは、欧州でも評価されている。左利きのセンターバックとして後方からのパス供給に長けており、攻撃の起点にもなる存在。空中戦にも強く、セットプレーでは得点源としても期待される。

人物
筑波大学ではスポーツ科学を専攻し、サッカーを論理的に捉える姿勢が印象的。インタビューでは「サッカーを言語化するのが好き」と語るなど、知的な一面が垣間見える。趣味は読書とカフェ巡りで、オフの日にはロンドン近郊の静かなカフェでリラックスする姿も。
そして角田がプロを志す上で大きな影響を受けたのが、前橋育英高校の先輩・松田直樹の存在。高校時代から「Forever3」の横断幕を目にし、山田耕介監督から語られる数々の逸話に心を動かされたという。高校2年からは松田を象徴する「3番」を背負い、「やっぱり松田直樹の後輩だな」と思われるようなプレーを目指してきた。マリノス加入を決めた際も「松田さんの存在が頭に浮かんだ」と語っており、その憧れは今も彼のプレースタイルやメンタリティに息づいている 。

主な高校・大学の同級生
前橋育英高校(2015〜2017年)
・田部井涼(ファジアーノ岡山)
・飯島陸(ヴァンフォーレ甲府)
・五十嵐理人(栃木SC)
・後藤田亘輝(水戸ホーリーホーリック)
・宮崎鴻(栃木SC)
筑波大学(2018〜2021年)
・加藤拓己(未所属)
・山原怜音(清水エスパルス)
・井川空(北海道コンサドーレ札幌)
・田中宏武(藤枝MYFC)
・佐々木旭(川崎フロンターレ)
高校・大学ともにプロ入りした仲間が多く、世代を代表するタレントの一人として今後の飛躍が期待されている。
