横浜F・マリノス、J1残留への道筋:必要な勝ち点と後半戦の展望

■ 現状のマリノス

2025年6月21日時点で、マリノスは3勝5分12敗、勝ち点14で最下位。クラブ史上初のJ2降格危機に直面しています。直近の試合でもファジアーノ岡山に0-1で敗れ、苦しい状況が続いています。

■ 残留に必要な勝ち点は?

過去のJ1残留ラインを参考にすると、複数クラブが降格するシーズンでは勝ち点37〜41が目安とされています。平均すると約38点が残留ラインと見込まれます。

つまり、現在勝ち点14のマリノスは、残り試合で24点以上を積み上げる必要があります。これは例えば以下のような成績が必要ということです:

  • 8勝(勝ち点24)
  • 7勝3分(勝ち点24)
  • 6勝6分(勝ち点24)

引き分けでは足りず、勝ち切る姿勢が求められます。

■ 後半戦のカギは「直接対決」

後半戦序盤には、同じく残留争い中のクラブとの対戦が続きます:

  • アルビレックス新潟(19位・勝ち点16)
  • FC東京(18位・勝ち点19)
  • 湘南ベルマーレ(16位・勝ち点22)
  • 横浜FC(17位・勝ち点19)

この直接対決の期間が最大の勝負所。ここで勝ち点を稼げなければ、残留は厳しくなります。

■ チーム再建のポイント

  • 得点力の回復:昨季得点王のアンデルソン・ロペスが前半戦わずか1得点。復調または新戦力の補強が急務。
  • 監督問題:今季2度目の監督交代を経て、現在は大島秀夫ヘッドコーチが暫定指揮。クラブとしての方向性の明確化が必要。
  • 得失点差の改善:現在-8。残留争いでは得失点差が順位を左右する可能性もあるため、守備の安定と複数得点が重要。

希望が見えないわけではありません。過去にはヴィッセル神戸や京都サンガが同様の状況から残留を果たした例もあります。マリノスが名門としての意地を見せられるか、後半戦の戦いに注目です。

タイトルとURLをコピーしました