抽選会で日本はグループFに決定
2026年ワールドカップの組み合わせ全体については、こちらの記事でも詳しく整理している。
【2026年サッカーW杯】日本代表の組み合わせ決定|グループFは強豪揃いのタフなグループに
FIFAは現地12月5日、北中米ワールドカップの組み合わせ抽選会をワシントンD.C.で開催した。
日本はグループFに入った。相手はオランダ、チュニジア、欧州プレーオフ勝者のいずれかになる。プレーオフにはウクライナ、ポーランド、アルバニア、スウェーデンが残っている。
日本の初戦相手がオランダと決まった瞬間、DAZNの中継に出ていた林陵平氏が反応した。
「オランダはいける!」と即答した理由
林氏は組み合わせが発表された直後、「オランダはいける! めちゃめちゃ試合見てるし、この前も解説したし。全然いける!」と即答。
この“いける理由”について、戦術面から次のように説明している。
そのうえで、なぜ「いける」のかを説明した。直近のポーランド戦(1-1)を見たうえでの評価だった。
オランダには戦術的な軸があまり感じられないという。チームとして何をしたいのかがはっきり見えてこない。
クーマン監督への国内評価も高くない。「戦術的にあまりない」という批判が多く、林氏も同じ印象を持っている。
豪華タレントは揃うが、CFに決定的な存在が不在
オランダには世界的スターが揃っている。林氏もこの部分はしっかり言及している。
プレミアを中心に並ぶ強力CB陣
- ファン・ダイク(リバプール)
- ファン・デ・フェン(トッテナム)
- デ・リフト(マンチェスター・U)
- アケー(マンチェスター・C)
- ファン・ヘッケ(ブライトン)
中盤にもトップレベルの名前が並ぶ
- デ・ヨング(バルセロナ)
- フラーフェンベルフ(リバプール)
- ラインデルス(マンチェスター・C)
それでも林氏は「今のオランダにセンターフォワードはいない。」と言い切る。
デパイはコリンチャンスでプレーしているが、絶対的エースという位置づけではない。タレントは豊富だが、ゴール前の怖さはそこまでではないという見立てだ。
「戦いやすいタイプ」――欧州強豪国との比較で見えたポイント
林氏はオランダ評を次のように総括した。
「フランス、スペイン、イングランド、ポルトガルと比べたら、全然オランダのほうが戦いやすいタイプ」
欧州屈指の強豪に比べ、オランダは“構造で圧倒してくるスタイル”ではなく、選手のタレント頼みの要素が強い。現時点での戦術不安定さも含め、日本にとっては付け入る隙の多い相手という見立てだ。
日本にとって「戦いやすいオランダ」という林陵平氏の総括
林陵平氏は抽選直後、日本が2026年W杯のグループFでオランダ、チュニジア、そして欧州プレーオフ勝者と同組になった状況を受け、「オランダはいける」と力強く断言した。
その根拠として挙げたのは、オランダ代表が戦術的に明確さを欠いていること、さらにクーマン監督への批判が強まるなどチームとしての方向性が不安定である点だ。
一方で、ファン・ダイクを筆頭にタレント力は確かに高いものの、決定力を担うセンターフォワードの“絶対的な存在”が現状はいない。欧州の強豪国と比較しても、フランスやスペイン、イングランド、ポルトガルのような“構造的な強さ”は感じにくく、日本にとって相対的に戦いやすい相手だとの評価を示した。
森保ジャパンにとっては、初戦から大きな勝負どころが訪れる。タレント軍団であるオランダをどう攻略するかが、日本のグループ突破における最初の鍵を握ることになる。


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