【3分でわかる】横山暁之が横浜FCへ完全移籍|昇格直後に下した判断

横山暁之、横浜FCへ完全移籍が公式発表

2025年12月26日、ジェフユナイテッド千葉のMF横山暁之が、横浜FCへ完全移籍することが発表された。

千葉は今シーズン、シーズン序盤から好調を維持し、プレーオフの激闘を経て17年ぶりにJ1復帰を果たしている。その中心メンバーの一人が、昇格決定から間を置かず、新たな環境を選んだ。

横山は1997年3月26日生まれ。東京都町田市出身のミッドフィルダーで、利き足は右。

2025シーズンはリーグ戦30試合に出場し、3得点を記録した。数字以上に、シーズンを通して戦力として起用され続けた存在だった。昇格を果たした直後の移籍。その事実だけを見ても、この決断が簡単なものではなかったことは想像できるだろう。


藤枝で花開き、千葉で主力に──積み重ねてきたキャリア

横山は東京ヴェルディの育成組織を経て北陸大学へ進学。大学卒業後の2019年は所属先がなく、翌2020年に藤枝MYFCへ加入した。

藤枝では4シーズンにわたってプレーし、リーグ戦77試合21得点。とりわけ2022年の13得点は象徴的で、J3からJ2への昇格を支える原動力となった。この時期に、横山という名前がリーグで広く知られるようになったと言っていい。

その後2024年にジェフユナイテッド千葉へ完全移籍。加入初年度は33試合5得点。続く2025年は30試合3得点を記録し、2年連続で主力として起用された。決して派手な数字ではないが、昇格を狙うチームの中盤で、計算できる存在としてピッチに立ち続けた2年間だった。


出場数は変わらず、先発は減少──起用法の変化

移籍の背景を考える上で、もう一つ見逃せないのが起用法の変化だ。2024シーズン、横山は33試合に出場し、先発は27試合。一方、2025シーズンは30試合出場ながら、先発は18試合にとどまった。

出場数だけを見れば大きな差はない。しかし、スタートからピッチに立つ機会は確実に減っていた。もちろん、この数字だけで移籍の理由を語ることはできない。

ただ、チーム内での役割や立ち位置が、少しずつ変わっていた可能性はあるだろう。先発か、途中出場か。その違いは、選手にとって現在地を映す鏡でもある。


恩師との再会が示す「環境を選び直す」という視点

横浜FCを率いるのは、来シーズンから須藤大輔監督。藤枝MYFC時代、横山を主力として起用し、J3からJ2へ押し上げた指揮官だ。

監督の存在だけで移籍を決めた、とは言えない。ただ、自分の特長や使われ方を理解している指揮官がいる環境は、判断材料の一つになっただろう。

横山自身も、移籍に際して「J1にチャレンジできるのに、今はしない選択が正しいのか、最後まで迷った」と明かしている。その上で、新天地で「またここから這い上がる」と語った。

起用法の変化を経験し、昇格という結果も手にした。そのタイミングで、自分をどう使うのかが比較的はっきり見える環境を選ぶ。

そう考えると、この移籍は衝動的な決断というより、整理された選択だったのかもしれない。


横浜FCで問われるのは、役割と立ち位置

昇格直後にチームを離れる。その事実だけを切り取れば、意外に映る人もいるだろう。

ただ、横山暁之のキャリアを振り返ると、節目ごとに環境を選び直してきた歩みがある。藤枝での飛躍、千葉での主力定着、そして次のステージ。

横浜FCでどんな役割を担い、どの立ち位置を任されるのか。その答えは、来シーズンのピッチで自然と示されていくはずだ。

なぜこのタイミングで横浜FCだったのか。その問いを抱えながら見続けること自体が、横山暁之という選手を追う一つの楽しみになるだろう。


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