香川真司がSNSで苦言「すごく残念」──盟友・内田篤人とのすれ違いが話題に

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2025年7月、元日本代表MF香川真司がSNSで発信したコメントが大きな反響を呼んでいる。発端となったのは、DAZNの番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』での内田氏の発言。冨安健洋との対談中、香川の名前が出た際に「一個不安なのは、真司ってところ」と冗談交じりに語ったことが、香川の心に引っかかったようだ。

香川は自身のX(旧Twitter)で「こういう言われ方をするのは俺は好きではない」と投稿し、「現役を引退して言葉を発する仕事につくのであれば、アスリートへのリスペクトは持つべき」と続けた。この発言は、単なる個人的な不満ではなく、メディアにおけるアスリートの扱い方への問題提起とも受け取れる。

SNSでは「香川の言うことはもっとも」「冗談でも公共の場では配慮が必要」といった声が多く、香川を支持する意見が目立った。一方で「昔からの仲だからこそのイジりでは?」という擁護もあり、ファンの間でも意見が分かれている。

代表時代の絆とドイツでのライバル関係

香川と内田は、日本代表として長年ともに戦ってきた盟友だ。2010年南アフリカW杯、2011年アジアカップ、2014年ブラジルW杯など、数々の国際舞台で共演。ポジションこそ違えど、互いを信頼し合う関係性はピッチ上でも際立っていた。

さらに、ドイツ・ブンデスリーガでは香川がドルトムント、内田がシャルケに所属し、ルールダービーで何度も対戦。激しいライバル関係でありながら、試合後には笑顔で言葉を交わす姿も見られた。内田が「真司は止めるのが一番難しい選手」と語ったこともあり、互いの実力を認め合う関係だった。

プライベートでも寿司を食べに行くなど、親しい交流が報じられていた2人。香川が内田の結婚を祝福したエピソードもあり、ファンの間では“仲良しコンビ”として親しまれていた。

すれ違いか、価値観の違いか──今後の展開に注目

今回の騒動は、長年の信頼関係が一言で揺らいだように見えるが、決定的な不仲と断定するには早い。香川の投稿も、内田個人への攻撃というよりは、メディア全体への提言と捉えることができる。

今後、内田がどのようにこの件に言及するか、あるいは2人が再び同じ場で共演することがあるのか──ファンの関心は高まっている。かつての戦友が再び笑顔で並ぶ日を、静かに待ちたい。

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